【書き下ろしSS】ご注文はチマメクロニクルですか?

というわけで因果日記は嘘をつかないアル!今日は新年度の始まり!ということで今年の抱負を決めておきたいかなと思います。そんなわけで今年の目標は三つ!

■コミケ民を目指します
どうやらワイ将いい加減コミケから引退しなかったためもはや引き返せないポイントを超えてしまった模様なので今年からもコミケのサークル参加やエロ本買いまくり案件頑張ります。
■絵の練習しような
上の関連ですが、コミケに一般参加するにせよサークル参加するにせよ絵は描けた方がいいような気はするので絵の練習頑張りたいと思う。思うだけだけど!
■さらなる貧困を目指す
ゼニーはなくても楽しく生きる。それって幸せなことだろ?18きっぷとか最高だよな

こんな感じで今年も頑張っていきたいと思います。

とまあ今年のエイプリルサイトでごちうさ公式がまた頑張ってるのを見たら日記を更新したくなったので、ごちうさの頭おかしいSSシリーズ(過去2作コミケなどで配布)の新作を書き下ろしてみました。
今年のごちうさ公式はこちら→(4/1限定) http://www.gochiusa.com/

おまけ ごちうさの頭おかしいSS WEB書き下ろし版 「ご注文はチマメクロニクルですか?」

ティッピー「最近ソシャゲーとやらが流行ってるようじゃのう」
チノ「そうですねおじいちゃん。おじいちゃんも『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』で廃課金してスマホ叩き割られていましたね。(※詳しくはごちうさの頭おかしいSS第1巻をお読みください)」
ティッピー「うーむ、おかしいのう。シンデレラフェスではSSRが出まくるはずと思って石を溶かしまくったんじゃが」
チノ「てめえまた課金したのか・・・?剥ぐぞ?(ブチチチ・・・」
ティッピー「グエーッ!しんだ!しんだって!」
千夜「あらあら、またドッタンバッタン大騒ぎしてるのねー。」
チノ「千夜さん、おはようございます」
千夜「ふふっ、ソシャゲーって楽しそうね」
ティッピー「そうじゃ!このガシャを回すドキドキ感に、無課金厨を札束で殴るこの快感」
チノ「てめーは少し黙れ・・・(ゴスッ」
ティッピー「ほぐうっ!チノっ、が、内臓はやめてフォグッ」
千夜「そうだわ!いいこと考えたわ!」
チノ「・・・再び嫌な予感しかしません」
千夜「私たちもソシャゲーを作るのよ!安月給でイラストレーター働かせて、当たりもしないガシャで大もうけ!それはまさに札束を印刷するようなものじゃない!」
チノ「確かに、儲かるならこんなお客も来ない場末のカフェ閉店してしまいたいところですが」
ティッピー「それは勘弁してくれチノよー!」

こうして唐突にラビットハウスでソシャゲーが開発されることになったのだった

マヤ「おー、『チマメクロニクル』。面白そーじゃん、やるやるー」
メグ「マヤちゃん、まだ何をするか全然聞いてないよー」
マヤ「ええー?でもゲーム遊び放題なんだろ?じゃあ私はデバッガーやるー」
チノ「ずるいですマヤさん。私もゲーム遊び放題のデバッガーやります」
メグ「あの、じゃあ私もデバッガーで・・・・・・」
ココア「大丈夫、ココアお姉ちゃんに任せて!私もデバッガーやるから!」
シャロ「ちょ、ちょっと!ゲーム作るにはデバッガーばかりじゃ!」
リゼ「ふむ、よく分からないが私はそれではアタッカーをやろう」
シャロ「リゼ先輩!ゲーム制作にアタッカーはいりません!」
千夜「ふふっ、そろそろ・・・真面目に殺りましょうね?」
一同「「ひいっ」」
ココア「『千夜ちゃんは死の視線を唱えた!シャロちゃんを生け贄にして回避した!』」
シャロ「こ、こらココア!私を盾にしない!」
シャロ「と、とにかく!ゲーム制作には絵描きとプログラマーとシナリオを音楽が必要らしいわ!ステラのまほうに書いてあったわ!」
ココア「えー、面倒くさいから全部下請けに丸投げしようよー♪」
チノ「素晴らしいアイディアですココアさん」
ココア「えへへー、チノちゃんぎゅーっ!」
シャロ「・・・下請けってどこに出すのよ?」
ココア「そりゃあラビットハウスの下請けといえばチマメ隊だよー♪」
チノ「なんと!?」
ココア「ほら、下級生はパシらされるもんだよー?がんばれー」
シャロ「あっ、じゃあ私定時なんでお先に失礼します」
チノ「シャロさんまで!?」
リゼ「すまないチノ。私はアタッカーしかできそうにない」
チノ「あ、それは大丈夫っす」
マヤ「よーし、デバッガーはっしーん!」
メグ「あ、あの、お絵かきなら出来ると思います」

こうして下請けに丸投げするという無茶な方針でラビットハウス・・・もといチマメ隊の無謀なゲーム制作が始まったのだった。

チノ「Hi! All compiler errors have to be fixed!」(コンパイラエラーを修正する必要があります)
マヤ「はははー、デバッグどーん!」
メグ「くりゅくりゅりー」
チノ「Nice to meet you! All compiler errors have to be fixed!」(コンパイラエラーを修正する必要があります)
マヤ「はははー・・・」
メグ「くりゅくりゅりー」
チノ「・・・ぶっちゃけこれ無理じゃないですか?」
マヤ「そうだな!」
メグ「くりゅうう」
ティッピー「あきらめるでない。ソシャゲーなぞかわいいイラストに有名声優当てておけばあとはガチャさえ作ればなんとかなる」
チノ「そうは言いますがおじいちゃん、有名声優なんて起用できませんよ?」
ティッピー「チノが水瀬いのりの声真似をすればいいじゃろう?」
マヤ「あ、じゃあ私そらまるの声真似するー」
チノ「なるほどこれなら簡単に声豚が釣れそうな気がしますね」
メグ「クエストの実装はどうするのー?」
チノ「適当に『ここはラビットハウス。依頼を受けられるよ!出も今日は休業日なんだ。』とかごまかしておいて適当にリリース後にアップデート実装しましょう」
メグ「未完成商法おいしいよねー」

チノ「あとは適当に当たりの出ないガチャを作ってと」
メグ「絵はくりゅくりゅりーと描いておいたよー」
チノ「これでマスターアップです!」
マヤ「デバッグはー?」
チノ「公開ベータヒトバシラーです。適当に信者がデバッグしてくれます」
ティッピー「ラビットハウスの魂をかけたこのゲーム、ユーザーの元に届けー・・・!」
チノ「あとは、俺○ゲーム速報やは○ま起稿にステマ記事を書かせておきましょう」
マヤ「うおお、すげー続々人が集まってくるぜー」
ココア「ちょっとチノちゃん!まずいことになってるよ!」
チノ「どうしたんですかココアさん、チマメクロニクルはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いです」
ココア「ガチャのプログラムにバグがあって珈琲石を無限に使い続けてガチャが回せるようになってるよ!」
チノ「なんですとーっ!」
ココア「ほ、ほら!ユーザーは増えてるけど、売り上げが全然上がってない!」
シャロ「早くサーバーデータの巻き戻しをしないと!」
チノ「・・・・・そんな機能ありません」
ココア「ギエピーッ!」

こうして無事リリースされたチマメクロニクルであったが、前代未聞のバグゲーとしてまとめサイトに大々的に取り上げられ、ある意味ではラビットハウスの名を世に知らしめることになったのであった。この一件は、もしも、もしもあなたがソシャゲーを作るのなら、決してデバッグをおろそかにしてはいけない。そういう教訓を後世に残したのでした。

ココア「でもチマメ隊のイラストかわいいなあ。課金ポチッと。」
チノ「まったく、しょうがないココアさんですね!」

fin.

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