Q.ドコモの2017新料金のdocomo withやシンプルプランって安いの?

A.あんまり安くないです

先日ドコモの夏モデルが発表されるとともに6月から新規に受け付け開始するドコモの新しい割引が話題になったので記事にしてみます。今回新規に割引が開始されるのは「ドコモ料金永年1500円引きdocomo with」「毎月の基本料金が980円からシンプルプラン」の二つです。ドコモのサイトを見ても長々書いてあって分からんって人のために簡単にこの割引を説明すると

■docomo with
・ドコモ指定の端末を購入すると月々の料金をずっと1500円引き
・対象機種は28512円の「Arrows Be F-05J」と36288円の「GALAXY Feel SC-04J」
別途パケットパック(2GBで3500円、5GBで5000円)が必要
・月々サポートの割引はなし
・機種変更すると適用は終了

■シンプルプラン
・基本料金980円
別途シェアパック(5GBで6500円、10GBで9500円)が必要
・スマホ・タブ・ケータイどれも同じ料金
・ドコモのタブレット・ルーター等に指定外デバイス料で追加で200~700円かかる罠

一見すると基本料金980円にパケットが3500円、ここからさらに1500円引き!とかだったら安そうに見えますがこの組み合わせはできません。

これらのプランで安くなるシチュエーションはズバリ、今までスマホを使ってなかったライトユーザーな家族(ずっとガラケー使ってた両親とか)にスマホを使わせる場合でしょうかね。この場合はシェアパックに280円追加するだけで新しく回線を持てるのでかなりお得です。
内訳はこんな感じ
・既存回線例 カケホーダイライト【1700円】+データパックM(5GB)【5000円】+SPモード【300円】
月額計7000円
↓変更
・回線A シンプルプラン【980円】+シェアパック(5GB)【6500円】+SPモード【300円】
・回線B シンプルプラン【980円】+シェアオプション【500円】+SPモード【300円】-docomo with【-1500円】
月額計 8060円
これにさらにdocomo withの回線を1回線追加したとしても280円の追加で回線が追加できます。じっちゃんばっちゃんがスマホに変えたがってるようなシチュエーションではこのプランは有効ではないでしょうか。

反面ぼっちの単身暮らしの場合はまずお得にならないので独り身の場合はUQ mobileやY!モバイルなどのMVNOを検討しましょう。

ところで、機種変することが出来ない代わりにずっと割引!とかスマホでもタブでもルーターでも980円!のプランってずっとdocomo使ってた人なら昔はそんなプランだったじゃん!って思いませんか。これって旧料金プランのバリュープラン(機種変を条件に料金を割引)やXiプラン(月額980円、通話定額なし)を彷彿させるプランですよねー。ぶっちゃけこれ値上げ強制したプランを戻しただけという詐欺プランやんけ!と思ってしまう古参ユーザーなのでした。

ちなみに本当に安いかどうかはまず料金のかんたんシミュレーションで確認してみるといいと思います。ぶっちゃけあの組み合わせはだめ、この組み合わせはだめとかであんまり安くないでしょ?これでも昔は8000円くらいしたのが6000円くらいから持てるようになって安くなったんですよ?
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/simulation/

せっかくなので表で料金を比較してみましょう。

(税抜)
docomoの料金例docomo withの料金例旧XiプランガラケーならY!mobileIIJ
容量5GB5GB7GB0GBと仮定7GB6GB
機種代金実質0と仮定28512(月サポなし仮定)*実質0仮定3万と仮定
基本料金1700170074378059802220
パケット代5000500057000******
プロバイダー代300300300300******
割引-15001年目のみ
月額計700055006743108059802220
24ヶ月で1680001605121618322592013152083280
36ヶ月で25200022651224274838880203280109920
60ヶ月で42000035851240458064800346800163200

docomo withは一人で使うことを仮定しても3年以上使う場合Y!モバイルの7GBプランといい感じの勝負になるでしょうかね。しかしMVNOのIIJとは倍額くらい違うのでこの辺と比較するとかなり割高とも言えます。機種変は3~4年に一回でいいや!という人にはdocomo withはMVNO(Y!モバイル)並みに安くなると言い換えると安く感じるかもしれませんね。(上の計算では2年きっかりで止めた場合が入ってませんが2年きっかりでワイモバイルを辞めるならもっと安いです)

これが4回線家族で契約する場合でdocomoとMVNOのIIJで比較してみます

4回線の例
docomoIIJ
容量10GBシェア10GBシェア
機種代金28512*428512*4(仮)
基本料金980*4700*4
パケット代9500+15002560
プロバイダー代300*4****
割引-60001200
月額計101206560
24ヶ月で356928271488
36ヶ月で478368350208
60ヶ月で721248507648

例えば仮に5年機種変せずに4回線使うとMVNOとの差額は12万円。1回線につき月1000円ほど追加するとdocomoが利用できる安心感を変えると考えると思うと案外安いですかね。実際IIJの回線はお昼休みかなり遅いですのでおなじ10GBでも満足度にはかなり差があることを考えるとこのくらいの差額になってくるとdocomoに分があると思います。3年使った時点でシンプルプラン+docomo withだと1回線当たり12万円程度。上の一人で使ったときの値段の半額くらいになってることにご注目ください。みんなで使うならdocomoはまあまあ安いでしょ?

まああくまでも機種変しなかったら安くなるという条件をのめるならdocomo withは十分選択肢に上がってくると思います。今までiPhoneのような高額な端末を2年に一回買い換える人以外は安くない!というキャリアのプランに新しく選択肢が加わったのですからね

それでも家族で数年使うと軽自動車買えるくらいの料金がかかるのですがね!

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