書籍レビュー~良いAndroidアプリを作る139の鉄則

表題の本を買ってみたので感想を書いてみるなど。気になったらこちらからお買い上げどうぞ。AA

 

この本が特徴的なのは、よくあるプログラミングの本みたいに、こういうコードをかくとこんなことができますよ!というサンプル的な本でもなく、この関数はこんな意味なんですよ!みたいなリファレンス的な本でもなく、こういうアプリの作り方をすると素敵なんですよ!ということが書かれたいわばノウハウ集であるということ。まあEffective JavaだとかJavascript The Good partsみたいな本だと思っていただければと。

特に自分が気に入ったのは、第1章に開発を円滑に進めるためのコツという章を持ってきていること。ここでは、Androidというプラットフォームの特徴から、顧客とのやりとりで失敗しないためのノウハウ、例えばアプリ開発の責任範囲を明確にするだとか、そういったことから書いてあるということがかなり好印象でした。

いやはや、うちのSEに読ませてやりたいですね。

他にも
2章 意図しない動作を回避する
3章 強制終了しないアプリを作る
4章 ユーザーにストレスを感じさせないアプリを作る
5章 マルチスレッドを使いこなす
6章 不必要な処理を切り分ける
7章 重要なデータを守る
8章 機種依存を考慮した設計と実装
9章 品質向上のためのテストを実践する
10章 GooglePlayでアプリを安全にリリースする

と言った感じで、JavaはわかるけどAndroidアプリ開発は初めて、って開発者にぜひとも知ってもらいたい内容が詰め込んである感じです。まあAndroidってのはバッドノウハウの集合体みたいなプラットフォームですし、その開発はなかなか大変ですけど、良いアプリを作りたいなら初めての初心者はもちろん、プロの方の再確認用としてもぜひ一度読んでおきたい本です。

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