【ストラテジーオブコミックマーケットT1】新たなる幕開け

そろそろコミケの攻略記事の続編も書かないとな!ということで新章ストラテジーオブコミックマーケット!前の記事がかなり古くなってしまったので今回新たに書き直してみようと思います。今回の通し番号のTはTemporaryの頭文字で、変わりゆくコミケの潮目を捉えどう攻略していくかをメインに据えていく予定です

序章 まずコミックマーケットって何?

コミックマーケットというのは年2回東京で開催される世界最大の同人誌のイベントで、日本全国から同人誌を製作するサークルたちが集まり、自らの性癖や妄想を披露するべく多数の本が売買される市場です。毎年夏のお盆休みの時期と年末のお休みの日に開催されるのが通例となっています。

2019年から2020年にかけては東京オリンピック開催のため会場の構成が変更になり、4日間の開催になりました。また夏のオリンピック期間を避けるため初のGWでの開催も行われるようです。こうして変わりゆくコミックマーケットを攻略するための本がこのストラテジーオブコミックマーケットになります。

さて、このコミックマーケット(以下コミケ)は多数の本が売買されるお祭りですが、そこで売られるものは本に限らず多岐にわたり
・アニメや漫画のファン活動としての二次創作の本
・オリジナルの漫画や小説
・デジタル媒体による自作の音楽や自作ゲーム
・趣味や興味の評論本やハイテク技術をつづった技術本
・オリジナルの雑貨やグッズ、手芸品など
など自作の同人誌に限らず多岐にわたっての創作物が頒布されています。
少し探せば最近放送しているアニメのキャラを脱がせたエロ本も売っていますし、妄想の限りを尽くしたオリジナル本もありますし、ツナ缶や聖地巡礼の本だって探せば売っています。一般の書店やAmazonではとてもではないですが売っていないような本が手に入ることから毎年多くの人が本を買うためだけにこの地を訪れているのです。

第一章 コミックマーケット準備編

さて、コミックマーケットには大きく分けて2種類の参加者がいて一つは本を売るために参加するサークル参加者、通称「サークル」そして本を買うために飛んで火に入る夏の虫のような一般参加者、通称「一般」がいます。他にも設営や準備をするボランティアのスタッフ参加者やスポンサー企業の参加者である企業参加者もいます。ここで重要なのはコミケの理念として「お店」と「お客」という立ち位置ではなくあくまで売る側買う側双方が参加者としてコミックマーケットを楽しんで参加することができ、表現の可能性を拡げる「場」が提供されているのだとされています。本を買いに行く人はお客様でもなく神様でもないので例えば買いたい本が売り切れだからとブチギレてもの売るってレベルじゃねーぞ!と叫んだり、我先に買うためにダッシュで体当りしたり、そういったマナーの守れない参加者になってはいけません。これテストに出ます。

■コミックマーケット鉄の掟(初めての人向け)

◎徹夜は禁止
コミケの会場に行列していいのは早朝4:30ではなく公共交通の始発時間からになっています。それ以前の到着はやめましょう。
◎走るの禁止
コミケの会場には山手線の電車並みの人混みになります。万一ぶつかって倒れでもしたら悲惨なことになるでしょう。コミケ会場ではいくら走りたくても走ってはいけません。たまに体当りしてきて戦利品破壊されることも・・・絶対にやめろよな!
◎スタッフの指示には従いましょう
コミケには会場内をうまく回してくれる運営スタッフがいますので彼らの指示に従ってください。ここは一方通行です!ここは通行禁止です!並ぶ場所は向こうになります!列通ります!台車通ります!そういったルールを守らない人がいると会場が崩壊します。会場内でスタッフの指示は絶対なので従いましょう。
◎一緒に行く仲間との連絡手段は決めておきましょう
コミケ会場はデパートではないので個別の呼び出しはしていません。また会場内はあまりの人の量で携帯電話は使えないものと思ってください。もし仲間と離れるとそれが今生の別れになります。辞世の句は考えなくていいですが集合時間や集合場所を決めておきここに何時に集合!などできるようにしておきましょう
◎カタログは買いましょう
紙のカタログは予め買っておくことを強く推奨します。コミケに一般参加するにはリストバンド型の参加証が必要ですがこれが紙のカタログに付属しているのと、この本よりはるかに正確なコミケのルールが書いてあります。

■コミックマーケット持ち物リスト令和2019最新版

☆必ず必要
□お金(100円玉、500円玉、1000円札などに両替しておく)
□リストバンド型参加証(忘れても当日買えるけど)
□Suica(チャージを忘れずに)
□カタログ(スマホにインストールできるアプリが便利)
□買い物リスト・マップ(Web版カタログで課金すると印刷できる)
□携帯電話・スマホ
□モバイルバッテリー
□飲み物(夏は絶対持っていく!500mlを最低2本。一本凍らせておくのも良い)
□戦利品を入れる袋、かばん(クリーニングのエコバッグを愛用)

☆あれば便利
□90リットル程度のゴミ袋(戦利品を雨から守ったりかっぱ代わりに)
□雨合羽など(折りたたみ傘はぶつかったりするので非推奨)
□スケブ(サークルの人によってはイラストを描いてもらえたり)
□カメラ(コスプレの人を撮るよう)
□折りたたみ椅子(待機列用、ゴミ袋を敷くだけでもいいかも)
□書類ケース(薄い本が折れ曲がるのを防ぐ)
□ホッカイロ、防寒具(冬は待機時間がかなり寒いので)
□携帯扇風機やうちわなんか(夏用)
□制汗スプレー・シート
□食料(コンビニはあるけど会場での調達は大変)

☆サークル参加の人用
□サークル参加証
□お釣りの小銭
□判子(なくてもサインで良いけど)
□筆記具、サインペン、完売!や最後尾と書く紙
□ガムテープとはさみ(使わない人はなくてもいい)
□設営セット一式(敷布、POP、お品書き、ポスター、ポスタースタンドなど)
□もちろん頒布する創作物!

持ち物はこんなものでしょうか。慣れてきたら必要なものを取捨選択してみましょう。

続く

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