科学技術の進歩を身近に感じたいなら、刃物を買い換えてみると幸せになれるというお話です。道具は良いものを使うべきというのは技術者なら誰でも知っていることでしょうが、その中でも身近な文房具を買い換えてみたら予想以上の技術の進歩が感じられて良かったです。今回買い換えてみたのは「はさみ」。ハサミなんて小学生でも使ってるし100円ショップに売ってる奴でも十分切れるからどれ買っても同じだと思っていました。でも最近のハサミはちょっと違います。今回かったのはこのハサミ「プラス フィットカットカーブ プレミアムチタン」です。
ただのハサミにしか見えないのですが、刃の形がよく見ると真っ直ぐではなく曲線を描いています。これはベルヌーイ曲線と言って刃の開き方にかかわらず切断に最適な角度になるように設計された刃で、ハサミの根元で切っても先端で切っても同じような切れ味になるという触れ込みです。
そのすさまじい切れ味はこんな感じ↓
ティッシュを二枚重ねしてそれを4回折りたたんで都合16枚重ねとなったティッシュペーパーを切り刻んでみます。最初の青いハサミがプラス製の普通のハサミ、そしてブラウンのハサミがこのフィットカットカーブのハサミです。クリックでgifを再生します。
もうスッパンスッパンですよこれ。びっくりするほどよく切れます。紙でもプラスチックでもよく切れますし、ガムテープを切っても刃にくっつきにくいです。いやはや、たったそれだけのことですが、これを技術革新と言わずになんというのでしょうか?こればっかりは実際に買ってみないとそのすごさが分かんないでしょうが、お値段もわずか500円ほどなので是非買い換えてそのすごさを体験してみてください。
他にもオススメの刃物と言ったら料理に使うスライサーはベンリナーが一番べんりなー。
これは野菜とかを千切りにするのに便利なスライサーなのですが、中でもこのベンリナーという広島のお隣の岩国市で作られているスライサーがすさまじい切れ味であると話題です。お店で食べるようなキャベツの千切りがあっという間にスパスパと完成してしまいます。難点としては切れ味がすさまじすぎるので指を切る可能性がとても高いくらいでしょうか。キャベツを切ればキャベツの千切りに、キュウリを切れば酢の物に便利ですし、とにかくお店で作るような千切りや薄切りが超簡単に作れてしまいます。料理をするならいい包丁とこのベンリナーは必需品ですね。
いずれにせよ刃物類は切れ味のいいものを買うと世界が変わります。