最強のスマートフォンを探せ2014 PART2.電波から見るオススメスマートフォン

スマートフォン買うにあたって、大事な要素2つ目は「電波の良さ」で間違いないと思います。ネットに繋がらないスマートフォンなんてタダの文鎮ですからね、ここで電波の良いであろうスマートフォンを紹介しようと思います。MVNOでどの端末使ったらいいんだろう!?って人の参考になれば。

昔auからiPhone5が出た時には、そのLTEが利用できるエリアの狭さから大変不満が爆発しましたが、それはiPhoneが対応している電波の数が少なかったからです。ドコモの電波、auの電波とそう簡単な話でなく、同じキャリアの中でもいくつかの電波があってそれら全てに対応しているスマートフォンでないと、広大なエリアを享受することはできないというわけです。

さて、日本で使われている主な電波は以下のとおりです

3G
大雑把なわけかたで
W-CDMA(800MHz/2.1GHz)と
CDMA(800MHz/2.1GHz)
があると覚えておけばいいです。W-CDMAがドコモ&ソフトバンク、CDMA(CDMA2000)がauの3G電波です。メジャーなのはW-CDMAでauはマイナーなCDMA2000を利用しているため海外モデルはドコモやソフトバンクのSIMでしか使えないってかんじです。

ドコモ系LTE

band1 2.1GHz ドコモで最も主要な電波。グローバルバンドかつ、Softbank、auでも使われているもっともメジャーな電波です。
band3 1.7GHz 東名阪バンドと呼ばれる電波で最大150Mbps出せる電波、グローバルバンドなので海外機種もよく対応しています。これに対応していないとドコモで最速の150Mbpsエリアが使えず損した気分。
band19 800MHz プラチナバンドとかプラスエリアと呼ばれる電波、国内ローカル電波なので海外機種の場合対応してないことが多い。山間部やビル街などこの電波しか届かない場所もかなり多いのでぜひ対応していてほしい電波。
band21 1.5GHz 地方のLTEを高速化するための電波、国内ローカル電波なので海外機種の場合対応してないことが多い。この電波が使われている場所はほぼband1も使われているのでまあなくてもいいかも。
band28 700MHz 今後使われるようになる電波、グローバルバンドかつau、Yモバイルも同じ周波数を使うのでこれに対応してるとほかのキャリアでも使えるかもね。

キャプチャ1 キャプチャ3 キャプチャ4
ちなみに、ドコモの場合はどこがどのエリアかマップで示されています。速度別エリアで150Mbpsとなってるのがband3(一番右の図のオレンジのエリア)、東名阪以外で112.5Mbpsとなってるのがband21(一番左の図の広島周辺の濃いピンクとか)、800MHzのエリアとなってるのがband19(真ん中の図のオレンジのエリア)、それ以外がband1です。ただし、band21、band3は速度を増強するための電波なので単独のエリアってのはたぶんなくて、かならずband1やband19などが利用できるエリアとかぶさっていると思います。

まとめ、ドコモの場合はLTEのband1とband19に対応した機種を買いましょう。band19に対応していればほぼFOMAのプラスエリアもカバーしているのでドコモのすべてのエリアが利用できます。band1とband3しか対応してない機種が多いですが、こういった機種は山間部や地方で使えなかったりするのでかなり不便です。

au系LTE

band1 2.1GHz auでは800MHzを主に整備しているので、これだけ対応していてもエリアが狭くて微妙という。
band11 1.5Ghz なぞの電波、速度増強用と思われるがあまりどこがエリアになってるのか不明。
band18 800MHz auの主力電波。ローカルバンドながら、auのほとんどのエリアはこれである
band28 700MHz 将来開始予定の電波。ドコモYモバイルも利用予定。
band41 TD-LTE Wimax2+の電波、auの機種でもWimax2+オプションの契約で使えるようになるものがある。

まとめ、auの場合はband18に対応している機種でないとLTEが使えません。まあ、MVNOがmineoしかないからですがね。ちなみにband26というband18/19をまとめたbandもあって、auではband26で電波が出てる場合もあるらしいのでband26に対応した機種ではauの電波もつかむかも?

ソフトバンク系LTE

band1 2.1GHz ソフトバンクの主力電波
band3 1.7GHz 旧イーモバイルの電波、ダブルLTEと称してband1と両方使える機種も多い。
band8 900MHz ソフトバンクのプラチナ電波、現状ほぼエリアはないらしい
band28 700MHz 将来Yモバイルが開始予定の電波。
band41 TD-LTE AXGPと呼ばれるTD-LTE

ソフトバンクのMVNOはYモバイル(旧ウィルコムとイーモバイル)しかないですが、SIMの有効活用でソフトバンクのSIMを使うことも多いでしょうから、band1とband3に対応している機種を選びましょう。ソフトバンク系の電波はauのband18やドコモのband19&21と違って国際的にメジャーな電波がメインなので海外機種を買ってきても活用しやすいですね。

ちなみにこの他に3Gの電波も考えないといけないのですが、まあややこしくなるのでLTEだけで考えてみましょうかね。auはほぼ全エリアでLTE化が終わってますし、ドコモもかなりのエリアでLTEにつながるようになってるのでLTEの電波に対応しているかどうかが一番の快適性の鍵だったりします。

そんなわけでプラチナ電波をつかむ素晴らしい機種を使って、快適な電波でスマートフォンライフを送るならこの機種を買っておこうZE!というのが今日のメインテーマ

iPhone6

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

やっぱり定番のiPhoneがいいよね―、ってことでまず電波という点で考えるとiPhoneがまっさきに上がってきます。SIMフリーモデルなら以上の通りほぼどこのキャリアのSIMでも利用できます。もちろん海外でもSIMを差すだけで利用可能。ドコモではband21に対応していないトリプルバンド、auではband11に対応していないデュアルバンドになりますが、国内で売られているスマートフォンの中で最も対応している電波が多いのがこのiPhone6/6PLUSですね。プラチナ電波も150Mbpsもどちらの電波も利用可能で快適でしょう。

iPhone5s

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

iPhoneでも一個古いiPhone5sです。こっちのほうがコンパクトで使いやすい!って人もいるんじゃないでしょうかね。SIMフリーモデルならドコモのプラスエリアでも、auのプラチナLTEでも、ソフトバンクのダブルLTEでも利用できてしまいます。まあそれでも結構値がはるのがiPhoneの難点・・・

NEXUS6

キャプチャ5

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

 

発売されて一瞬で完売したかのNEXUS6ですが、こちらはauの電波に非対応(一応band1があるけどCDMA非対応のため音声通話できませんしmineoもband18がないので使えません)海外モデルでは珍しくband19に対応しているのでドコモでも広大なエリアで使えますね。MVNOに使うには最適の機種と思いますがいかんせん値段がくっそ高いです。またmicroSDにも非対応なのがNEXUSの難点ですね・・・ただ6インチQHDディスプレイにSnapdragon805搭載でかなりスペックが高いので動画やゲームもサクサク、ハイエンドモデルに興味があるならNEXUS6一択でしょう!値段は7万5千~8万5千ほどしますがね!

ASUS ZenFone5

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

いまMVNO向けのスマートフォンで最も人気の高いのがASUSのZenFone5でしょうね。人気の秘密はその安さとコスパで、なんと2万円台から購入できてしまいます。約3万円ながらLTE対応で、クアッドコア&RAM2GB搭載、microSDも利用可能、更に電波はband19(ドコモのプラチナLTE)も掴みます。もちろんSIMフリーでどこのSIMを挿しても利用できます。電池持ちだとかカメラの出来栄えだとかはハイエンドモデルには劣るようですが、それでもこの値段を考えると人気のあるのも頷ける出来になっているようです。ぼったくりのNEXUS6買うくらいなら絶対こっちのほうがコスパいいです。
ちなみに12/25までgooSIMセラーで特価で売っているのでこちらで買うのがオススメです。ついでにSIMカード(3000円相当)もおまけについてきます。8GBモデルが24624円です。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/goosimseller/

 

Ascend Mate7

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41
http://item.rakuten.co.jp/goosimseller/mate7-simset/

中国のHuawei製のスマートフォン、オクタコアCPU搭載で6インチフルHDのIPS液晶搭載のハイスペックモデルです。それでいて価格は4万円台中程と結構安め。電波もband19対応で国内でも安心して利用できそうですね。難点としてはROMが16GBのモデルしかないのと、microSDがXCに対応してないのとでストレージに難儀しそうなのと、マイナーかつ中国製ということであまり購入者がいないのでレビューが少なくて不安という点。Huaweiは中国スマホの中ではマシな方なので多分大丈夫だと思うけれども、不安な人は国内メーカー製のがいいかもね。
※どうやらband19対応ですがFOMAプラスエリアは掴まないようです。詳しい人以外は買わないほうがいいかも。

LGL24

band1 band3? band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

今度はau向けの機種でも。発売直後から投げ売りされまくってCB案件で定番となったisaiFLです。QHD液晶搭載でCAやWimax2+にも対応した超ハイスペックモデルなのですが、いつもの様に投げ売りアンド投げ売りで新品白ロムが安くてに入ります。この機種の人気の秘訣はSIMロック解除が超簡単にできることですかね、海外業者から170円でコードを買って入力するだけのお手軽さです。地味にWCDMAやband1に対応しているのでSIMロック解除すればドコモやソフトバンクのSIMでも使えます。まあただband19やband3は掴まないみたいなのでドコモのMVNOで使うならわざわざ買うほどの機種ではないですが、auにMNPした時のおまけでついてくる機種としてはついでに使ってやろうかという気分になる機種ですかね。前モデルのLGL22やLGL23もいい機種だと思います。狭額縁でデザインもかっこいい。

F-01F SH-01F

band1 band3 band8
band11 band18 band19
band21 band28 band41

白ロム国内モデルで定番なのはF-01F/SH-01Fあたりですかね、どちらも1年前のモデルですが、クアッドバンドLTE対応かつ電池持ちもよく、投げ売りの影響で3万ほどで買える優良機種。下手なSIMフリー機種を買わずとも、日本のMVNOはほぼドコモの回線を使っているのでこのへんのドコモの機種を白ROMで買ってMVNOで使うのが大正解。特に1年前のモデルは後継モデルとそれほどスペックに差はないのでお買い得といえるでしょう。最近だともう一個後のF-05Fも投げ売りされて人気あるみたいですね。ただ個人的にはFの系統ではF-01F、SHの系統ではSH-06Eが至高と思ってますが。

SH-06EはSHの系統で後継機にはない飛散フィルム無し&ウルフソンのデジタルアンプというメリットが有ります。サクサクさも最新モデルと大差ないですね。SH-01Fはデザインはいいのですが、音量キーが変な位置にあるのが嫌、SH-04Fはデザインが狭額縁で大変かっこいいのですが相変わらず飛散防止ありでまだ投げ売りもされてない・・・SH-01Gになるともはやエモパーという謎の方向に進化し始めたので今買うならSOの系統でしょうね。
F-06EはSIMをささないと5GHz無線LANにつながらない糞仕様が嫌だし、F-05Fは液晶の色が非常におかしなことになっています。F-02Gはまだ見てないのですがband28に対応した数少ないモデルってのが気になりますね(band28対応機種はiPhoneなどのグローバルモデル以外だとF-02GとGalaxyNoteEdgeだけ)

まあ長くなりましたが、ぶっちゃけると最近はどの機種も無難な作りになっていますね。3万出せば好きなスペックのものが買えるのではないでしょうか。NEXUS6に7万とか出すくらいなら古い機種の白ロム!これが正解ですね。あ、お金出せるならXperia Z3かZ3compactがいいと思います。おわり。

2014年12月17日追記
Xperia Z3 compact(SO-02G)がMNP限定ダイレクト割の対象になったようです。今後Xperia A2やXperiaZ1fのように格安で入手できる可能性が高まりましたのでコンパクトな機種がほしいならこの機種が狙い目だと思います。

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