【同人ゲームの作り方】ゲ道のすゝめ part2 企画書の書き方四方山話

第3章 同人ゲームと最初の一歩

さて、前の章では同人ゲームがなぜ完成しないのかその理由について説明しましたが、その中の一つ「何からはじめていいのかわからない」を打ち倒すための方法をもっと詳しく説明しましょう。ゲーム制作はとにかく最初の一歩が肝心です。スタートの方向でゴールの位置が決まってきますからね。大丈夫、このエントリでは何からやっていけばいいのか順番に説明していきます。

・まず何を作りますか?
とりあえずはじめて作る作品としては、「シューティング」「アクション」「パズル」または「ノベルゲーム」がいいでしょう。シューティングやアクションゲーム、パズルゲームはプログラムやルール作りも比較的簡単で、グラフィック素材も複雑なアニメーションのものがなくても作れます。ノベルは一発ネタで押し切ればなんとかなります。逆に、RPGや格ゲーはとにかくグラフィック素材が多量に必要なため初心者には難しいです。この辺は上級者向けですかね。

・何を作るか決まったら企画書を書きましょう

お仕事で、ソシャゲー作るにしろ、小説書くにしろ、遊園地建てるにしろ、エロゲー作るにしろ、何かしらの創作物を作る場合は企画書はとても大事なものです。というかゲームの面白さの根幹に関わってくる部分なので、もしゲーム制作を本業にしたいとかほざくんだったら是非とも書き方を覚えておきたいものです。企画書の書き方のポイントはこの三つ
・「誰が見てもコンセプトが一目でわかること!」
・「具体的な目標や数値を入れること!」
・「どの部分が面白いのか、どうやって面白くするのかがわかること!」
まあ主にこの三つですかね。

まあ例えば企画書っていうとこんな感じのを想像するんじゃないかと思います。

キャプチャ4

・・・が、同人ゲームの場合は自分が面白ければいいのでもっとシンプルなものを作成します。というか紙に殴り書きで十分です。なんせ人に見せるものじゃないですからね。紙に基本的なコンセプトを殴り書きしていきましょう。このとき、「何をしたいのかコンセプトを自分なりに整理しながら明瞭にすること」「具体的な数値や目標をあげながら書いていくこと」「どの部分が面白いのか、どうやって面白くするのかがわかること」この三つの原則を守りつつ、体裁は気にせずどんどん書いていって見ましょう。書いていくうちに、「あ、ここもっとこうしたいなあ」とか「あーあれが足りないや、考えておかなきゃ」っていろいろ気づくことがあると思います。基本的に同人ゲーム制作において、企画書というのは「自分の思考をまとめて見える形にするためのもの」です。ゲームの最終形を考えつつ、あれができそう!あれはできなさそう!そういった目標を明確にしながら、どういうゲームにすれば面白くなるのか深く考えるのがポイントです。

た!だ!し!企画書は勢いが大事なので、1日でばばーっと書いて、それからさっさと動くものを作り始めるというのを忘れてはいけません。規模が小さいうちはとにかく動くもの、見えるものがないと次のモチベーションにつながらないですし、企画書を書いて満足してしまい企画書倒れになるゲームもとにかく多いです!なので、企画書にあまり時間をかけないようにしてさっさとゲームとして動く形に近づけていきましょう。大丈夫、企画なんてそのときのノリでガンガン変えていけばいいのですから。それでは次の章ではいよいよ動くものの作り方について説明していきましょう。

 

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