日本全国の鉄道を乗りつぶしてみて

さて、以前より謎の鉄道旅行として日本全国を渡り歩いてきましたが、今回ついに東日本大震災とコロナ禍から復旧し、最後の乗り鉄路線に挑戦することができたのでとうとう乗りつぶしを完了しました。記録に残る乗りつぶしを始めたのは2006年頃、初めて北海道旅行に行ったときからでしょうか。あのときはまだ寝台列車も走っており、お得な切符も多数あり、約15年、随分と時代が変わってしまったなあという思いとともに、鉄道はいまだ変わらずその場所に存在するというのもすごいなって思います。

それはさておき最後の乗り鉄旅行に行ってきましたのでどんな様子だったのか記録しておこうと思います。

旅のスタート地点は定時ダッシュで最終サンダーバードに飛び乗ってからの福井県からスタートです。コロナのおかげでホテルが随分と安くなっていました。こんな豪華朝食が食べられて温泉大浴場のあるドーミーインでも素泊まり4500円ほど(朝食は別途1500円)一時は素泊まり10000円以上したのですが・・・これも時代の流れということで。

まず乗り鉄とは関係ないのですが、駅メモの路線もちまちまと集めておこうかなと福井鉄道に乗車して神明駅からバスで織田バスセンターへとやってきました。ここから歩いてすぐの場所に織田信長ゆかりの地があります。ちなみにバスは往復するには接続がとても悪いです・・・福井県に宿泊して朝の便を使うか織田に10:47に到着するバスを使って12:31のバスまで滞在するかくらいですかね・・・すぐ折り返せるのは朝の便しかなさそうです。

 

バスセンターには織田信長の像もあります。信長ファンの人にはおすすめですね。

神社に参拝するとさっさと折り返してサンダーバードとつるぎを乗り継いで富山へと向かいます。

最初の乗り鉄案件は富山駅~富山駅北で開業した富山地方鉄道の南北連絡線です。富山駅は新幹線開業で随分と変わりましたよね。北側に富山ライトレール、南側に富山地方鉄道が入線していたのをこの度富山地方鉄道がライトレールを吸収して富山駅を南北に貫き直通運転を開始しました。今回は開業したのはわずか100m程度の路線ですがそれでも乗り鉄案件的にはマスト乗車!ついでに駅メモをするため電鉄富山駅でフリーきっぷを買いエスタ前から犬島新町まで乗りつぶしてみました。岩瀬浜から15分ヘッドで環状線や南富山、富山大学へと直通するダイヤはとても便利ですね。

ついでに北陸の回転寿司はレベルが高いということで富山駅に新しくできた氷見きときと寿しにも行ってみました。富山駅には同じくレベルの高い回転寿司のすし玉もあり、すし玉はいつも観光客でごった返していた印象でしたが、流石にコロナの影響であまりお客さん入ってませんでした。ちなみに回転寿司は特に氷見の寒ブリがぶっ飛んで美味しいので冬に来るのが特におすすめです。この時期は謎の深海魚が多数入荷してました。味は・・・まあ深海魚。ぶりは美味しかったです。

続いて時間があるので富山地方鉄道にでも乗車してみます。今は特急とかほぼ走ってないのでヘッドマークもこうして並べられていました。

到着したのは立山線の横江駅。1時間に1本の立山線に乗車して岩峅寺の隣の駅です。

駅から徒歩3分少々、そこにあるのは

デデドン!伝説のコンビニ立山サンダーバードです!ここはあまりにもTwitter映えする商品ばかり売ってるとかなんとか!

え、みたらし団子とウインナーのサンドイッチ!?ファッ!?他にも熊肉や鹿肉のおにぎりとか東西の味のどん兵衛とか色々クレイジーな品揃えをしてるので立山観光のときはぜひ行ってみてください。

そこから鉄道で折り返し、富山地方鉄道の終点の宇奈月温泉へ。特に乗り鉄とは関係ないんだけど、湯快リゾートで日帰り温泉を堪能してきました。バブリッシュなホテルに広々大浴場。露天風呂も完備。ちなみにコロナ自粛が解禁されたからか結構人が来てましたよ。こんなバブリーな宿の日帰り入浴なのに平日ならわずか500円(土曜日等は1000円)マッサージチェアやカラオケ(コロナで使用中止)、プールのある宿ならプールなんかの無料施設も使えて滞在時間もかなり長い設定になってるので湯快リゾートの日帰り入浴はおすすめです。

1日目は福井から上越妙高まで移動して終了!上越妙高駅ではJR東日本の広いエリアが乗り放題の週末パスを購入して翌日に備えます。

2日目

2日目の乗り鉄は首都圏を守るべく建設された八ッ場ダム、その八ッ場ダムを建設するためにダムに沈んだ路線「吾妻線」です。群馬県の高崎まで新幹線で一気に移動し、そこから各駅停車で長野原草津口を目指します。

長野原草津口で折り返してもいいのですがせっかくなので長野原草津口からバスに乗って草津温泉へと向かいます。草津温泉はお湯の量がすごい!ざあざあと湧き出る温泉を湯畑という場所で空気に晒すことによって温度を下げ、温泉の濃度をそのままで各旅館に配湯しているのだとか。

ちなみに西の河原露天風呂に行ってみましたがすごい広さでした。ちなみに草津温泉は有料で日帰り入浴をやっている公衆浴場以外に無料で入れる共同浴場が3件あり無料でも結構楽しめるようです。いろいろな温泉入って楽しい!

帰りは特急草津のグリーン車で帰りました。いまどきレアな3列シートのグリーン車です。写真は長野原草津口駅の跨線橋から。ここの跨線橋えらく高い!

続いて乗り鉄3本目、鶴見線海芝浦支線へと向かいます。

とりあえず京急で花月総持寺へ。そこから徒歩で国道駅まで来てみました。国道駅はこんな感じで昭和のムード漂う古の秘境駅。映画のセットみたいですね。

ここから1時間に1本の鶴見線の列車で海芝浦駅へと向かいます。ここは日本でも数少ない鉄道でしか到達できない秘境駅!それも都会の真っ只中にある秘境駅です。なぜかと言うと駅自体が東芝の関連会社の社内にあり駅から外に出ることのできるのは東芝の社員のみ!電車から降りたら電車以外では脱出することができない駅なんですね。ちなみに駅には公園が整備されており、夕焼けや夜景を楽しむデートスポットしても人気なんだとか。今日は終電一本前に来たので誰もいませんでしたが。

2日目は品川のアパホテルに宿泊。東京タワーがよく見える景観のいいホテルでした。しかもキャンペーンで2500円、やっす!

 

さて今回の乗り鉄ファイナルは東日本大震災で乗れなかった最後の最後まで残っていた常磐線に乗ります。10年以上かけて津波から復旧した常磐線、胸が熱くなりますね。そしてまさか仙台までの直通特急も復活するとは思ってもいませんでした。

途中の災害から復興した区間を眺めながら列車は仙台駅へ。長いようで短かった乗車時間でした。ひたちは特に快速な列車ですからね・・・。

仙台では帰りの飛行機まで少し時間があったので仙台といえばかんなぎ聖地!ということで聖地の神社へとお参りしてきました。以前はかんなぎのイラストが掲げてあったような気がしますが気のせいでしょう。

そして乗り鉄最後の路線、仙台空港アクセス線に乗車して本当の本当に乗り鉄が完了したのでした。ここまで何度も災害に阻まれ苦労の連続でしたが、まさか本当に日本全国の鉄道を、ケーブルカーや地下鉄まで含まて全部乗車できる日が来るとは思ってもみませんでした。

最後に、仙台から広島へと飛ぶ飛行機の中で一瞬だけ雲の向こうに日食を見ることができました(写真には写りませんでした・・・仕方がないので佐渡ヶ島の夕焼けの写真)乗り鉄を成し遂げた私への神様からのプレゼントだったのかもしれませんね。それでは最後に「乗り鉄終わったああああああああああ!」

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