さて、今回の旅行の目的はなんだったと思います?聖地巡礼?乗りつぶし?駅弁?いえいえ、今回の旅行の最大の目的はまもなく廃線になる「江差線」の惜別乗車だったわけです。江差線に乗るために遠路はるばる広島からやってきたわけで自分は葬式鉄なんでしょうかね。
さて、今日もホテルに泊まっています。函館とか青森はホテルが安くて助かります。一泊朝食付きのいい感じのビジネスホテルでもたったの4000円です。ネットカフェは東北では利用できないですがホテルが安いというのは覚えておくと貧困旅行に役立つと思います。
ここからは、さようなら江差線フリーパスという切符を使って乗りつぶしに行きます。
函館駅から特急列車で木古内駅へ、このおとなりにあった知内駅は先日廃止になってしまいました。そしてこの木古内駅は北海道新幹線開通で新幹線の駅になるようです。ここから江差線に乗車します。
江差線はゆっくりと急峻な鉄路をゆき、42.1kmの道のりを1時間以上かけて走ります。車内はデッキにまで人があふれるほど混雑しており、地元の人がたくさん惜別乗車してるんだなって思いました。
発着時間:08:08発 → 09:17着
所要時間:1時間9分
乗車時間:1時間9分
乗換回数:0回
総額:930円
距離:42.1km
■木古内
| 江差線(江差行) 42.1km
| 08:08-09:17[69分]
| 930円
■江差
この江差駅もすでに廃止となります。聞くところによれば廃止当日に看板は降ろされ、その役目を終えたそうです。 せっかくなので少し江差の街を歩いてみました。 この開陽丸は江戸時代の軍艦で、立派な船ですね。一時間近くまちなかを見物して、江差の再び列車で、江差線を木古内方面へと戻ります。 この駅は、天ノ川駅という駅です。駅と言っても本物の駅ではなく、駅の形をしたモニュメントだそうです。列車は止まることはありませんし、普段は土台部分だけしかないそうです。この駅型のモニュメントも、江差線廃線とともに消えゆくのでしょうかね。
http://amanogawa.donan.net/
さて、そのまま函館に帰るのはもったいないので湯ノ岱駅で途中下車してみました。この駅は江差線中間駅のなかで唯一の有人駅です。 ちなみに、18きっぱーの中では赤い18きっぷの通販受付駅としても有名だったんではないでしょうか。今ではJR北海道には赤い18きっぷはありませんが(JR四国と中国地方を除くJR西日本にしか最早残っていない)、九頭竜湖駅や筒石駅、天塩中川駅や音威子府駅などと並んで、当時はマニアックな18きっぱーがこの駅で赤券を求めたそうな。
ちなみに、常備券が配備されている駅だったみたいなのでせっかくなのでかいました。前に来てる人は全口座買っててお茶吹いた。たしかに貴重なきっぷなので自分ももっと買っておけばよかったかなっと。ちなみに、常備券で対応できない駅は補充券になります。もうこういう常備券の買える駅は殆ど無いかなあ。留萌線石狩沼田とかまだあるみたいだけど。
駅から徒歩10分ほどの場所に、上ノ国町国民温泉保養センターという温泉施設があります。せっかくなので、次の列車までの2時間半、まったりと温泉に入って過ごすことにしました。 写真は、名物の行者にんにくラーメン。行者にんにくってのは、非常に貴重な山菜で、にんにくの風味がします。美味しいんだけど、他の地方では滅多と見ない山菜な気がします。
温泉に入って、湯ノ岱駅を後にし、これにて今回のGW旅行は全て終わりです。木古内駅から白鳥とスーパー北斗を乗り継いで新千歳空港へ。広島へと帰りました。
写真は、函館駅の名物駅弁、鰊みがき弁当です。ニシンと数の子が贅沢に使われている駅弁です。しかし今回は、駅弁たくさん食べましたね。記事には登場しませんでしたが、盛岡のわっぱ飯や秋田の牛めしなんかも食べる機会がありました。なかなか贅沢な旅行ができて良かったです。さて、また18きっぷに戻るか・・・。